ON MY WAY

あたし・夫・こどもの日常まるまるブログ。

明けましたけど、おめでたいのは何でなの。

何でなのと書きましたけど、その謎はこのブログを頭から最後まで読んだって書いてありません。

だって知らないもの(笑)

 

また新しい年が始まりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。

今年もまた細々と思いついては書いてゆく、徒然な感じでいきたいと思っています。

 

今年は多様性を考える年にしてみたいのですが、世の中には実に沢山の多様性がありますね。

多様性がもう既に多様なのよ。

多様性、難しいよねー。

 

多様性といえば、

「あなたは多様性の広報か何かなんですか?」

と思ってしまううちのこどもは、起立性調節障害という病気にもかかっていまして、しかも結構重かったみたいで、これはまた今後しっかり書きますが、単に具合が良くありません。

 

でも毎日適当に緩みながら、何となく暮らしています。

またぼちぼち書いてはむふむふしていきます。

おめぇに読ませるメールはねェ!

憤怒の朝ですよ。

おはようございます。

 

日曜に家族で、東大異才発掘プロジェクト"ROCKET"の説明会に行って来ました。

そこでね、6/2・3日にイベントがあるって聞いたので、これは是非参加したいと思っていたのです。

その申し込み開始日が昨日でした。

説明会に参加して、こどもが珍しく前向きになったので、あたしはとても嬉しく、昨日はサイトのイベントのページとにらめっこでした。

何故にらめっこかと言うと、

いつ、申し込みフォームがアップされるのか書いていないのです。

まぁ、人気のあるプログラムですから、不公平のないかたちになっているのかな?と思いますが、結局申し込みフォームが現れたのは、夕方でした。

 

あ、待たせ過ぎとかであたしが怒っていると思ったそこのあなた!←

あたしはそんな事で怒る訳程、ちっちゃいヤツじゃああ~りません。

確かに申し込みフォームを気にしていた昨日は、何時に上げるのか位ハッキリしてよう!とも思いましたが、無事希望日に申し込み出来たし、良かった良かったなんです。

 

じゃあ何に怒ってるの?

夫でしょ!(今でしょ!的に言って、怒りを紛らわす作戦)

夫ですよ。夫。

夫も一緒に説明会に行って、イベントがある事は知っていたのです。

で、説明会の予約はあたしが入れたのですが、それは子ども1人につき、親が2人まで入れるものでした。

しかし今回のイベントの申し込みは、こどものプログラムも1人、親の相談会も1人分しか予約出来なかった。

それは予約してから分かりました。

その時点で、残席2でした。

 

で、夫も行きたいだろうなと思ったので、イベントページのリンクを貼って、『こどもとあたしの分は申し込みした。1人分しか予約出来なかったから、行きたいのなら問い合わせしては?』というメールを送りました。

相談会の定員は各回10人なのですが、1人の子どもの事を相談に行くのに、2人で別々に申し込みしないといけないのか?と疑問を持ったし、行けるんじゃなかろうかと思ったので、あなたが行きたいのなら問い合わせしたら?と書いたのです。

 

と、昨日の流れを書くと、この文章量ですよ。

およそ1時間かかってます。

それを酔って帰って来た夫は、「あのメールじゃ説明になってない」だの何だの、文句しか言わない。

当たり前でしょ、こんな文章量、メールで来たら凶器やで。

分かんないんだったら、文句じゃなくて、聞けば?です。

あーーー!はらたつのり!!!←

結局、あなたの納得するメールは、あなたにしか書けないでしょ、と思うのです。

これは、きっと誰でもそうなんじゃないのかね?と思ったし、言いたい事はちゃんと言ったのですが、それにしたってはらたつのり!!!!!←

 

谷と言えば川、史と言えば子。

いきなりですがあたくし、漫画家の谷川史子さんの大っっっファンでございます。

画業30周年ですってよ、奥さん!

そこで行って参りました!!!

谷川史子原画展でございます!!!!!あああーーー、東京に住んでて良かった!!!

 

 http://www.libestgallery.jp/tanigawa/30anniv.html

 

谷川史子さんを知らないわって方には、「乙女のテーマ」と「積極」の2作品を推しています。

あたしのベスト漫画を5つ挙げろと言われたら、この2作と東村アキコさんの「かくかくしかじか」、浦沢直樹さんの「MONSTER」、槙村さとるさんの「イマジン」かな。

あたしは小学生の頃から漫画大好きっ子でして、それなりの数を読んでると思います。

その中で、子ども時代から読み続けている漫画家さん(今でも活躍してないと読めないので)は、なかなか少ないですね。

その1人が谷川史子さんです。

 

谷川さんの作品はとにかく美しいんですが、それは単に絵柄がかわいくて綺麗なだけの話ではなく、作品がとても文学的なんです。

切ないって、想いが残るって、こんな事かぁと非常に繊細に感情を攻めてきます。

推し作品の「積極」は、読み終えた時に頭まで鳥肌が立ちました。素晴らしい作品です。皆、読むように!!!←

 

f:id:hatehatemeiko:20170504190045j:image

しかし世の中には沢山の史子(30年間の想いが募り過ぎて呼び捨ててます!スミマセンッm(__)m)を愛して止まない人がいて、めっちゃ並びました。

今日は暑かったから、まじで日焼けしました。

初夏の史子焼けです。

 

そんな史子焼けをした史子ファンが、史子へのメッセージをしたためられる様にノートが用意されていたので、あたしもあっつい想いをぶつける為、並んで書いて参りました。

前の人が書き終わるのを待って書くシステムだったのですが、ちらと前の人が書いてるのを覗いたら、「小学校の時から~うんぬん」と書かれていて、"な~か~ま~~~!!!\(*´∀`*)/と、前の人を心の中でハグしまくりましたw

 

そうして、戦利品のポストカードとクリアファイルを眺めながら、にひにひ帰途についたのです。

今日の吉祥寺は人がめっちゃ多く、史子がいなかったらあたしは吉祥寺には寄り付けないわと思いました。

田舎が恋しいー。

それでもどこかにひっかかりたい

あっという間に年が明けて、ブログの間隔もあけちゃいました。だめねー。

 

うちは1月下旬からこどもが学校に行けなくなりました。

理由は色々とありますが、発達障がいがある事での困り感もありつつ、苦手なところで同級生からの心ない言葉や態度を受けて、「これ以上生き恥を晒すなら、死んだ方が良いのかな」と言い出したのです。

こどもに死んだ方が良いのかなと言われるのは、こんなに辛いのかと思う程、ショックです。

 

それからは、心が落ち着くまでは学校には行かなくて良いと話して、家で過ごしたり、教育相談に行ったり、中学から行く事になるであろう、通級の面接に行ったりしています。

 

今日は通級の面接のお話。

日程は2日あって、1回目は親は就学相談員と面談、こどもは田中ビネーという検査を受けます。

田中ビネーの検査結果のIQと特性をお聞きして(WISC-Ⅳと結果はほぼ同じでした)、通級へ通う資格アリという事で、2回目の面接の日程調整後終了。

2回目は、こどもは簡単な国語・算数の問題を解き、質問の受け答え(好き嫌いを食べ物や教科で聞かれ、理由を述べられるか)や、観察して絵を描いたり、先生から提示された絵の読み取り等を行います。

この間親は、1回目でお話をした相談員に中学校の先生も交え、2回目の面談。

うちは、絵の読み取りが気になると言われました。

絵には、大縄跳びで遊んでいる子どもたちと一人でつまらなそうに遊んでいる子どもと、その子を誘っている様な素振りの子どもが描かれていたそうです。

それは読み取れたそうですが、「あなたがこの絵の中にいるとすれば、どの子でしょう?」という質問をしたら、「絵を描いている」と答えたそうです。

どういう意味かは理解出来なかったけれど、こういうところが、彼特有の感性なのだろうと思いましたと。

 

うん、多分何を聞かれたのか考えても分からなかったんだろうなー。

こういう的はずれな事を言う時は、大体質問の意図をしっかり理解出来ていません。

「あなたがこの絵の中にいたとしたらどの子だと思う?」ってのは、想像の世界で、実際に絵の中にはいませんからねー。

ない事を想像して、自分の普段の役割を考えて、おそらくこの辺りになるだろうと目星を付けて、考えを伝える。これらをスラッとやれるかやれないかは通常発達と発達障がいを持つ子の違いとして、大きく出るんでしょうねー。

 

この時、前回の面談から、うちは大きく状況が変わったので、学校に行けなくなった事や、死んだ方が良いのかと言った事等、経緯をお話しました。

お話しながら泣きましたねー。

もうこれで通級入れなかったら、誰が入れるのって位w

相談員さんが心配して廊下まで付いてきて話を聞いてくれました。また優しいんですよ、この方。

 

その後、特別支援学級を持つ中学校の先生と親子で面接。

中学の校長先生の圧がすごい・・・。

声も大きいし、言葉が難しいし、こどもの苦手なタイプの先生で、これは矢継ぎ早に質問されたりすると、答えられないかも知れない・・・と思いましたが、何とかかんとか言葉を絞り出し、質問タイムをくぐり抜けました。

こどもなりにとても頑張って、学校が楽しくない事、嫌な事を言われたりされたりするのはエスカレートしている事、学校に望むのはいじめがない事等、話していました。

 

あたしには、何故通級を希望するのか、通級に望む事、通常学級に望む事等を聞かれました。

通常学級に望む事、特にもうないなーと思いましたね。

校長先生にも正直に「もうないです」とお伝えしました。

だって理解しろって言ったって、先生は大人だから理解してくれるだろうけど、生徒は難しいと思います。

例えば部活が楽しくて、部活に行きたいから学校に頑張って行く様になるという可能性はあるかも知れないので、その辺の期待はありますが、こどもは公立の中学に行くので、同じ小学校からのメンバーも進学します。

中学に上がったって急に同級生は優しくはならないし、皆思春期ですからねー・・・。

上手く馴染めると良いなぁと思う反面、なかなか難しいだろうと覚悟はしています。

その上で、他の道を探っておくのは大切かなと思っています。

 

でも、他の道があるよ!と言いながら、あたしは学校に行って欲しいと心の底では思ってしまうし、いつか行ける様になるなら、なるべく前倒しになって欲しいと思ってしまいます。

どこかにひっかかっていたいと思ってしまいます。

"親の欲"を捨てるっていうのは、難しいものですねー。

 

 

発達障がいは周りの人の理解や支援があると、とっても助かります。

目が見えない人に「頑張れば見える!」「お前何で見えないんだよ!!!」って誰も言いませんよね。

眼鏡やコンタクトレンズの力を借りますよね。

特に軽度発達障がいの場合、周りが優しい人達で面倒見が良いと、本人は困らないで生活出来るかも知れません。

こどもも、おせっかい女子に引っ張ってもらって助かった時期が沢山ありました。

ほんと、有り難かったです。

 

ちょっと前にこどもが言っていました。

「俺はお皿とかを落とした時、何やってるの!?じゃなくて、大丈夫?って言ってあげられる、優しい世界が良かったな」って。

 

通級の面談の時に中学の先生が言いました。

「通級に通えて、通常学級には通えない子は何人もいます。通級に通う子の中には、嫌な気持ちになる様な事を言ったりしたりする子はいませんから、通級には来ます。」

 

人の気持ちの痛みを知って、人間的に成熟しているのは発達障がいがある子の方なんじゃないかと思いますね。

自己を啓発するのは悪くないけど。

自己啓発にハマってらっしゃる方が使われる、

志事(しごと)とか、顔晴る(がんば る)とか、あれは何なんですかね。

心友(しんゆう)とか、猫かぶらずにド直球で言うと、しゃらくせえわですよ←

 

自己を啓発されるのは良いんですよ。

皆さんちょっとでも、"良くなりたい"と思うと思うんです。

例えば、良い行いをしたいとか、良い人間関係を構築したいとか、引き寄せの法則だとか、そういうのはとても理解出来ます。

あたしだって、少しでも良い存在でありたい。と思ってはいます(笑)

 

でもその気持ちが、「志事顔晴れ!」になった途端、すっごく薄っぺらく感じるのはあたしだけ・・・?

中身のなーーーい、取って付けた感を辺り一面に撒き散らしていると思うのはあたしだけ・・・?

自己を啓発して、その程度か!とまで思わせる造語集には、ある意味ヤンキー的才能を感じます。

四露死苦!みたいな。

 

自己啓発されている中にも、多分しゃらくせえわと思ってて、使わない人もいるんだろうし、自己啓発も幅広いだろうから一概にどうこうは言えないけど。

重ねて言いますが、自己啓発が嫌いなんじゃないですよー。

周りは変えられないけど、自分は変われるってあたしだって思います。

でも、字面を変えても自分は変わらないと思うんだなー。

そうそう、だから嫌なんだ。

字を変える事で意識を変えるとか言うんだろうし、確かに目から入ってくる情報は大事だと思うけど、仕事を志事って書いたり、頑張るを顔晴るって書くだけで変われるなら、その人はとっくに変わってる。

書く事で「自分、自己を啓発出来てる~!」って思わせるワナなんじゃないかとすら思えてくるから自己啓発セミナーって怖いw

 

あたしは仕事は仕事で良い。

頑張るは頑張るで良いし。

親友なんて、素晴らしい言葉だと思う。

そのままで充分、変われると思う。

言葉は思考かも知れないけど、間違いなくあたしは頑張るを顔晴るって言う人とは距離を置く。

頑張るって、顔晴れんだろ。

頑張った後に、顔が晴れる事があるだけでしょ。でも、頑張った事は無にはならんのだ。

それで充分だと思ったお話。

 

こどもと発達障害

うちのこどもには発達障害があるのですが、最近あたしもようやく、ポイントを理解出来てきました。

 

今年の2月に検査を受け、ADHDと自閉スペクトラムである事が分かったこども。この時5年生でした。

2年連続で夫の転勤があり、転校続きで変化についていけず、不登校気味になったのがきっかけで、掛かり付け医に児童精神科を紹介して頂いたのです。

 

そこで、発達に疑問がある事を話しましたら、十中八九、何らかの発達障害があるのは間違いないだろうとの事で検査を受けたのです。

 

小2の時にも、発達障害を疑って、掛かり付け医に相談していましたが、その時は「授業中座っていられて、名前が言えたら大丈夫!」と帰されてしまった事もあったので、検査してもらえれば、ハッキリすると考えました。

 

あたしが発達障害を疑った点は、

・いつもどこでも靴を脱ぐ(レストランや、初めて行く場所なんかでも)

・寝転がっている事が多い

・2つ以上の指示を覚えていられない

・長い話を聞ききれない

・怒られていてもボーッとしている事がある

・服はデザインより着心地重視(特に締め付けを嫌う)

等々、数え切れない位あります。

難しいのは、うちのこどもの様に、受け身で、お友だちにケガをさせる等、所謂"問題行動"がない場合は、発達障害の発見が遅れがちであるって事です。

あたしも、もうそろそろ出来て良さそうな事が、相変わらず出来ないので、こどもが高学年になってからの方がより、疑惑が深まった様な気がします。

 

こどもの場合、WISC-Ⅳ(検査)の結果を臨床心理士さんに見てもらっても、出来る事が多いと言われました。

しかし、出来る事が多い分、通常発達の子と同じ様に思われて、同じ事を要求されるので、本人は辛さを抱えやすいと。

本人もよく、相手の要求が分からないといった様子で、どうしたら良いんだろうと悩んでいる所があります。

例えば授業でも、1度説明された事は(説明が曖昧だったり、話が長いとどこが大事なのか分からない)説明されたのに分からない自分が悪い・馬鹿だと思っているので、もう1度説明して下さいだとか、どうしたら良いですか?とも聞けず、悩んでいるのをボーッとしているととられて尚更怒られるみたいな事はよくあります。

 

言語理解と処理速度が低いので、短く、ポイントをはっきり、分かる言葉で伝えれば出来ますが、

長々と話されれば話される程、理解する量は莫大になり、処理に時間がかかります。

やっと処理したと思っても相手は話を続けているので、分からなくなるんだろうと思います。

 

うちは検査後、病院で週1回の療育を受けていて、それがとても親子とも役に立っています。

こどもにとっては、ソーシャルスキルトレーニングの場で、あたしにとっては、こどもの困っているポイントを知る時間になっているからです。

 

教育相談室にも、先月から月1で通っています。

通級にも申し込みました。

通級は、相談室で勧められましたが、出来る事が多いので、通えない可能性もあるとの事。

どうなるかは分かりませんが、出来るだけの事をするしかないと思っています。

 

発達障害だから特別に扱って欲しいのではなく、きちんとポイントを押さえれば、出来なくて困っていた事が出来る様になるかも知れないので、手間はかけるかも知れませんがご協力お願いします!って事が、周りの大人に分かって頂ければ有難いです。

男はいつも待たせるだけで~ってミス・サイゴンで思い知った夜

ミス・サイゴンを帝国劇場で観て参りました。

あたしが観た回は、

エンジニアを市村正親さま、キムをキム・スハちゃんが演じた回でして、まぁそれはそれは素晴らしかった訳ですが、

ミス・サイゴン初見にして、

「あ~ベトナム戦争の話でしょ?何かヘリコプターが飛んで、引き裂かれる話でしょ?」

位の認識しかなかったあたしは、その内容のドン暗さに、観た後言葉を失ったのです。

 

ベトナム戦争の悲惨さとか、女性や混血の子の権利とか、そんな事を沢山考えると、もうなんも言えねえ・・・になるので、今回はこの辺の事はすっぱり置き去りにしまして(これは個人の頭の中で、ぐるぐる考えた方が良いとあたしは思ってるので)、

何で男っつーもんは女を待たせて何食わぬ顔で生活出来るのかをチクチクいじってみたいと思います。

 

 

キムとクリス(アメリカ軍人)は、陥落迫る歓楽街←で出逢い、恋をします。

クリスは何とか彼女をアメリカに連れて帰ろうとしますが、何せドタバタのサイゴン。2人は離ればなれに。

はい、ここからですよ!!!

 

キムはクリスの子を妊娠・出産。ずっとクリスを待っています。

 

どっこいあーた!

クリスは違う女性と結婚してたんだから、てぇへんだ!!!(江戸っ子?)

 

え?あなたサイゴンでキムちゃんと結婚式的な儀式してませんでしたか?

キムちゃんはあーたと結婚したつもりですし、観てたあたしも、あれで結婚してないとは言わせない位の儀式感でしたよ!!!←

クリスバカなの?!!←←←

 

しかもね、キムちゃんと子どもが自分を探してると知って超悩むの。幸せな結婚生活を続ける為にどうするべきかって。

なっさけないったらありゃ~しない。

ほんと、あたしがキムちゃんだったら、クリスは戦争で死んでて欲しかったわと思う位、情けない男なんですよ!

 

でも、キムちゃんには絶対に幸せになって欲しい我が子がいる訳です。

その為に、キムちゃんは自分に出来る、最大の事をするんですねー。

悲しいお話です。

 

ではクリスが極端にバカなのかと言うと、そうでもないから大変です。

松山千春さんだって歌ってる通り、女はいつも待ちくたびれてる訳です。

そんでそれでも恋は恋なのです。

 

クリスの奥さんがあまりに自分の事しか考えず、キムちゃんの事をうざったく言うクリスに、

「あなたの子を産んだ人よ」って制するところがあるんだけど、まじそれな!ですよ。

 

人はみんな、ある程度自分勝手だし、それはそうあるべき場面もあると思うから、仕方ないけど、クリスはキム(当時17歳)と出会った時、「子どもには何も出来ない」とか言いながらバッチリ手を出したり、自分とキムの間に生まれた子どもは引き取れないけど、教育は受けさせたいから、援助しようとか、アメリカンスクールを建てよう的な話もしていて、中途半端な偽善者っぽさが余計腹立つのかなぁと思いました。

 

まぁその偽善者っぽさが、他の欲望丸出しなアメリカ軍人たちからは浮いてたから、恋しちゃった訳だけどね~。

 

とにかく、

クリスのアホさ加減は置いておいても、これだけ観た後に色々と考えさせるミュージカルは凄いなと思うので、ミス・サイゴンはオススメです。

帝国劇場の後は各地を回るので、是非お近くの劇場へ~。

クリスいけめんじゃん!(役者さんじゃなくて、クリスそのものね)とか思う方もいるのかな~。興味あるわぁ~。